Aichi brand 愛知ブランド
トムソン型をもちいた加工技術であらゆるオーダーに応える
特殊技法・ロブスターカットを施した洗車機ブラシ、内装部品やケーキのデコレーションシートまで、多彩な加工が可能
SDGs の取り組み
加工により発生する端材を無駄にせず、以前から材料メーカーとの連携を緊密にし、再利用に協力。近年はさらに、廃フェルトを余すところなく利用したストレージケースなど、アップサイクル製品の開発にも意欲的に取り組んでいる。
トムソン加工であらゆるパーツを製造
自動車の吸音材、フロアやインパネ、シートなどの内装部品。ガス器具に不可欠なパッキン、消毒用スポンジとなるポリエチレンシート。こうしたパーツは、そのほとんどがゴムやウレタンフォーム、シリコンなどの各種素材を型抜きしてつくられる。
これを実現する技術こそ、同社がもっとも得意とするトムソン加工だ。溝に埋め込まれた0・7mmという微細な刃物(トムソン刃)で求める形状を打ち抜くこの技法は、型抜きできるものであれば、およそどんなものでも対応できるのが特徴。万能選手に思えるパワフルなこの技法に加えて、同社は3次元加工など難易度の高いオーダーにも対応。砥石での研磨加工やニクロム線加工などの、自社内での特殊技法の開発にも余念がない。
こうしたオリジナリティあふれるものづくりの幅をさらに広げるべく、近年では医療部品のカテゴリーにも進出。社内にクリーンルームを設置して厳しい検査水準をクリアするなど、参入ハードルの高さをものともしない姿勢を貫いている。
未知の製品を創造する挑戦的な社風と、確かな技術の蓄積をもって発展してきた同社。安定的な基盤を成せたのは、自社内での一貫製造を実現できたからにほかならない。それは、原材料供給が安定するだけでなく、その適切な加工法の知見や技術が蓄積され、社内設備のセレクトも円滑に行えるからだ。こうした背景もあり、生産能力・価格能力・品質・納期対応・技術力の5つを配した独自のレーダーチャート「メーカーレベルペンタゴン」を、均等かつ高レベルに保ち続けている。
近年では、技術面だけでなく、新人社員でもベテラン同様、クオリティの高い仕事ができるよう、営業面でのDX化も進めている。今後もロボット導入などの技術開拓にも旺盛に取り組みながら、お客様からのナンバーワン評価を獲得していく。
独自の自社内DXに取り組む
自社サーバーでの情報管理システム「自動化見積もり」によって、キャリアを問わない事務サポート体制の構築。特に経験値の問われる営業職などで、仕事クオリティの均質化と向上双方を叶えている。
Message
自動車内装部品などの製造はもちろん、医療機器やガス器具の海外輸出などもあり、業績は好調です。今後は今までの事業を大切にしつつも人材の育成に特に力を注ぎ、さらに評価・研修制度の充実を図りたいと思っています。
代表取締役社長
中道 大樹
Company Profile
名北ゴム株式会社
本社/一宮市萩原町西御堂四ツ辻1527
電話/0586-69-3551
代表取締役社長/中道 大樹
設立/1979年
従業員数/162人(2023年3月計)
売上高/33億円(2023年3月期)
国内拠点数/1ヶ所
海外拠点数/1ヶ所
URL/https://www.meihoku-gum.co.jp/
働きやすさアピール/新卒・中途・車・産/育
主な海外取引先
製造、プレス加工、打ち抜き、トムソン、ニクロム、研磨、砥石、熱線、切削、クリーンルーム、医療機器、電子機器、遮音材、吸音材、耐熱材、ゴム、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、ゴムスポンジ、PP、フェルト、不織布、両面テープ、シリコン、フィルム、ウレタンゲル、アルミ箔、インドネシア、スペーサー、パッキン