Aichi brand 愛知ブランド
モールド製品のテクノロジーで電力のインフラを支え続ける
樹脂や製品開発、生産から梱包、発送に至るまで、あま市の自社工場で一貫して行う
SDGs の取り組み
2026年から適用される変圧器の省エネ基準。現状から1割アップの省エネ性向上に対応するための開発に努める。働きやすい職場を掲げ、年間休日は約130日。工場設備点検も兼ね、盆休みとは別に7月には約9日間の夏休み休暇もある。
モールド変圧器・高電圧絶縁部品のパイオニア
1971年、モールド変圧器を国内で初めて開発・商品化した株式会社高岳製作所。同社のモールド部門を分離して1982年に設立されたのがタカオカ化成工業だ。
モールド変圧器とは、優れた電気的・機械的性質を持つ樹脂で巻線を成形し、難燃性に優れ、小型化、メンテナンスフリー化を実現した変圧器である。目に触れる機会こそ少ないが、高い信頼性から全国の電力会社をはじめ、鉄道や高速道路の公共設備、都市再開発の商業ビル・ホテル、アリーナに加えデータセンター等の先端分野の工場に採用され、日本国内のさまざまな電力需要を支えている。
高電圧絶縁物部品においては世界最高電圧に対応する絶縁スペーサーを製品化。AC800kV単相絶縁スペーサーをはじめとして超高圧を含め、電力の送配電設備に使われる様々な電圧に対応し国内・海外にも多く納入している。
「日本国内での実績と安心感から海外からも引き合いが多いです。」(徳本智取締役社長)と話す通り、台湾の電力機器メーカーからの売上も拡大が見込まれる。国内では都市再開発や半導体関連やデータセンターなど先端分野の工場で電力需要は大きく増加しており、モールド変圧器の存在感は高まっている。いずれもモールド製品の難燃性という性質が必要とされているからこそ。
同社では各分野の個別ニーズに対応する開発設計にも対応。化学・電気・機械技術を組み合わせ、電力需要を支えるモールド変圧器・高電圧絶縁部品に特化して存在感を示している。
主力商品
電気機器メーカーのタカオカ化成工業、主力製品となるのが電力インフラを支えるモールド変圧器だ。開発・生産するモールド変圧器とは、変圧器の導体が樹脂で一体成型されている。構造上の特性を生かし、燃えにくくコンパクト、絶縁油を使わないためオイルレスなどの利点がある。モールド変圧器はこれまで累計15,000台以上を生産。海外のほか国内では北海道から沖縄まで、病院や公共産業をはじめとした多数の納入実績がある。
Topics
前身の「高岳製作所」から数えると、タカオカ化成工業は設立から100年以上の歴史がある。国内外に納入実績を持つ歴史の長い企業でありながら、生産拠点は愛知県あま市の本社工場の1カ所。そのため転勤がなく、「愛知県で長く働きたい」と考える地元志向の社員が多い。社員を大切に、長く働いてもらおうと平均の年間休日125日以上、そのうち年4回の長期休暇と働きやすい制度を整えている。
Message
自社商品が電力供給を支えている。社員には自信と誇りを持って取り組んでください、と伝えています。
製造現場では安全がないと良い物は生まれません。常に労働環境に気を配ることを心掛けています
代表取締役社長
徳本 智
Company Profile
タカオカ化成工業株式会社
本社/あま市甚目寺流80番地
電話/052-443-3131
取締役社長/徳本 智
設立/1982年
従業員数/154人(2024年1月計)
売上高/47億900万円(2023年3月期)
国内拠点数/2ヶ所
URL/https://takaokakasei.co.jp/
働きやすさアピール/新卒・中途・車・住宅・産/育・研修
主な海外取引先
続け、お客様に新たな価値を創造し、豊かな社会づくりに貢献します。
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