Aichi brand 愛知ブランド
自社開発の機械・設備で高強度・高精度なねじを製造
日産100万本のねじを生産している同社。圧造から梱包まで一貫生産が可能な生産体制を整えている
繰り返し使えるゆるみ止め加工「A-ND」とは
1994年、米ND社との技術提携によって誕生したねじの加工法。ナイロンの反発弾性を利用した強力なゆるみ止めであり、振動が多く発生する機器全般に最適だ。ナイロンは希望の位置に加工することができるので調整ねじとしても活躍する。
創業80余年が経過しても、さらに技術に磨きをかける
パソコンやATM、産業用工作機械など、精密さが求められる機材で使用される高精度ねじを製造販売するアンスコ。〝強い、錆びない、ゆるまない〟がセールスポイントのキャップスクリュー(六角穴付きボルト)&ホーローセット(六角穴付き止めねじ)が看板商品であり、日本トップクラスの品質と供給を誇っている。顧客のニーズに合わせてねじの製造を行っているが、細かな要望に応えられるのは、創業当時、ねじの工作機械を製造するメーカーだったという背景がある。この受け継がれた技術、さらに洗練された技術をもって高級ねじの製造をはじめ、切削機や転造機の自社開発にあたっているのだ。
現在、瀬戸市と佐賀県有田町の国内2拠点に加えタイにも工場を構えているが、さらに海外展開を拡大していくために、JETROのハンズオン支援を利用してアンスコ・タイランドの業務改善や輸出拡大を行うなど、営業スタッフの教育にも余念がない。
社員そして顧客のための社内改革
アンスコでは2023年4月にDX推進部と技術部を同時に発足させている。この狙いには、組織改革、働き方改革、新商品開発のレベルアップにあるが、その先には効率よく製品を顧客の元へ届けるためでもある。
会社のミッションと個の役割を一つに
アンスコでは、高品質な製品を当たり前に製造し続けるために、環境への貢献、整った労働環境、豊かな人材が重要だと考えている。CO2排出の見える化、設備の省力化・自動化への投資など、カーボンニュートラルを含むSDGsの取り組みやISOの取得に加え、SBT認定を受けるなど環境への意識は非常に高い。また、人材育成においても専門家の力を借りて社員教育を実施し、工場管理者研修、ねじ資格、金属熱処理資格など各種資格取得のバックアップを行っている。
会社が社会に貢献すべきことを社員一人ひとりが理解し、それぞれに実行してこそ、100年、またその先も強い企業として存続し続けられるということを実証しようとしている。社員はじめ同社に関わる人が〝安心かつ健やか〟であるためにも。
全員参加でモチベーションUP
毎月、各係から改善案を出し、良い提案に対して従業員による投票が行われている。提案者のモチベーションを上げるとともに、その案に取り組んでいくことでより良い現場づくりを実践している。
Message
私たちは、地球環境を考えながらよりよい社会を創っていこうと努力しています。自分の役割を理解して仕事に取り組むことが個としての生きがいにつながるはずです。仕事を通じて明るい未来を実現していきましょう。
代表取締役社長
安藤 秀文
Company Profile
株式会社アンスコ
本社/瀬戸市穴田町984 県企業団地内
電話/0561-48-2430
代表取締役社長/安藤 秀文
創業/1939年
従業員数/115人(2023年10月計)
売上高/19億円(2023年3月期)
国内拠点数/2ヶ所
海外拠点数/1ヶ所
URL/http://ansco.co.jp/
インターンシップあり
働きやすさアピール/新卒・中途・車・住宅・産/育・文系・研修
主な海外取引先
六角穴付ボルト、六角穴付止めネジ、CAPHS、ゆるみ止めねじ、A-ND加工、高強度ボルト、高精密ねじ、細径ボルト、ステンレスCAP、ステンレスHS、座金組込六角穴付ボルト、セムス、六角穴付ボタンボルト、六角穴付皿ボルト、AW-Point、長尺CAP、特殊CAP、めっき付六角穴付ボルト、冷間鍛造、ローリング、熱処理ボルト、両端先取機、マイクロねじ、低頭CAP、小頭CAP、フランジボルト、アルミCAP、プレコートボルト