Aichi brand

輸送用機械器具

東明工業株式会社

JIS Q 9100(ISO9001) JIS Q 27001(ISO/IEC27001)

あらゆるモビリティー産業を支える技術を蓄積

H3ロケットの組立、こうのとりの機体製造など国を代表する事業にも参画。最高難易度の技術レベルを誇っている

他社には真似できない強み

油圧・空圧制御技術に長けているシステム製品事業部は、A R G(=AntiRollingGyro)の三菱重工業株式会社様より事業譲渡を受けて、トレジャーボートに搭載できる新機種を開発。これは地球ゴマの原理を活用した横揺れ防止システムで、スポーツフィッシングなどにも最適であり、富裕層からのニーズを勝ち取っている。

培った高いテクノロジーでモビリティー産業に貢献

 国産ロケットの昇降機やジェット機の主翼パーツ組立、ボートの揺れ低減装置や疲労振動試験装置、さらに航空機パイロットが利用する射出座席訓練装置の製造、航空機にまつわる大型重要部品を輸送・保管するためのコンテナ製造…。航空機パーツを梱包・輸送するための木箱製作を、事業の起源とする同社ではあるが、その後は船舶の揺動低減装置の製造、そして油圧制御技術の開発など、未知の分野に次々にチャレンジ。創意工夫の精神を重んじる、気骨ある社員たちによって事業のスケールを広げつつ、成長を遂げてきた。
 県が主導する航空宇宙産業クラスター形成特区への参加など、ロケットにまつわる組立技術をも蓄積してきたものづくり技術は折紙付。選りすぐりの従業員を他社のものづくり現場へ派遣する事業も展開し、その信頼を揺るぎないものとしている。

人道支援への取り組み

高いものづくり技術を誇る一方、梱包素材を知り尽くす同社。令和6年能登半島地震では、冬の寒さから少しでも被災者を守ろうと、東日本大震災を契機に開発した、非常用ダンボールベッドやパーテーションを珠洲市に発送。現地での荷下ろしにも参加するなど、素早く支援体制を整えた。こうした企業姿勢は、10あまりの地元市町村と、物資供給協定を結ぶ同社ならでは。耐水性が高くリピート使用にも耐える天然素材・ライメックスを活用した「eウォッシュシリーズ」もラインアップしている。

高い技術に慢心せず、未来のものづくり企業へ

 航空機や自動車、船舶や鉄道、一般産業機器業界まで様々な取引先をもつ同社。強みは、およそすべてのモビリティーに対応できるものづくりの力。だが、こうした実績に決して慢心せず、気象観測用のレーダードームを手掛けるTIPcomposite㈱や、エアモビリティーを手掛ける㈱ジーエイチクラフトといった、実力派企業を傘下に加え、事業領域を着々と拡大している。
 近年、さらに地球貢献をキーワードに加えた同社。梱包事業のキャリアを生かして提案するのは、脱プラスチックのきっかけとなる石灰石由来素材・ライメックスだ。国内自給率100%を達成できるライメックスは、一般的なプラスチック素材と比べても焼却時にCO2排出量を約6割削減できるなど、サスティナブル。プラスチックや紙の代替製品を製造する際には、バイオマス資源の使用をセーブできるほか、耐水性・耐久性も高く、使い勝手の良さも光る。
 今後も、世界レベルのものづくり技術と人材を武器に快進撃を続けるであろう同社。さらに環境への配慮というキーワードを加え、新次元の企業をめざす。

環境に優しい素材でエコロジーな地域貢献

機器輸出用のコンテナ材として利用しているのは、木材のほか100%リサイクル可能な3層ダンボール・ハイプルエース。特に後者は、重量のあるものにも対応するとあって、注目を集めている素材だ。その端材は、夏休みの工作用としてイベントにて無償配布。資源を無駄にせず、子どもたちの学習材料に転用し、環境への意識をますます向上させている。

Message

当社の強みは、あらゆる産業界に設計から納入まで一貫して行なえる体制、そして多彩な技術を提供できる点です。今後も蓄積した技術と行動力をエネルギーとし、いち早く時代の流れをキャッチし幅広い分野での社会貢献をめざします。

代表取締役
二ノ宮 啓

同社に蓄積された技術は従業員の努力の結晶でもある。


Company Profile

東明工業株式会社
本社/知多市新刀池2丁目11番地
電話/0562-54-1881 
代表取締役/二ノ宮 啓
設立/1973年
従業員数/550人(2023年4月計)
売上高/43億円(2023年8月期)
国内拠点数/5ヶ所(本社知多工場・名古屋工場・知立工場・弥富工場・弥富物流センター)
海外拠点数/2ヶ所(カナダ・アメリカ)
URL/https://tohmei.com/
インターンシップあり
働きやすさアピール/新卒・中途・社食・車・住宅・産/育・文系・研修
主な海外取引先

経営理念 創意工夫で高い目標に挑戦し、一人ひとりが品質を創り込む