Aichi brand

金属製品

山旺理研株式会社

ISO9001、14001 JIS Q 9001、14001

「硬質クロムメッキ」と「無電解ニッケルメッキ」の表面処理加工の専門技術メーカー

少量多品種生産にも対応した硬質クロムメッキの自動ライン

スタッフの営業スキルで注文に即レス

少量多品種を担う北名古屋市の第2工場には卓越した技術を持ち合わせた、いわゆる職人が多数在籍している。また、技術だけでなく、どのスタッフも営業的スキルも身に付けており、製品の注文や問い合わせがあった際は、その場で作業内容、価格、納期などを説明できるようにしている。

世界のものづくり産業を支える名バイプレイヤー

 主に工場で使用される機械部品は、その耐久性を高めるため、硬度や耐摩耗性、摺動性など、素材の表面にさまざまな特性が求められる。
 山旺理研は、省力機械メーカーやフォークリフトメーカーに〝硬質クロムメッキ〟と〝無電解ニッケルメッキ〟の技術で貢献する表面処理の専業メーカーだ。
 同社は月数万個の量産品から一品物まで、幅広い製品に対応している。油圧空圧シリンダー分野では、大小40もの硬質クロムメッキ槽にメッキ液組成や温度、電気量、時間などデータ化する独自開発の自動ラインを構築、長尺の金属棒を真円かつ均一に加工する技術を確立し、月産12万本の加工能力を確保している。
 近年では少量多品種への取り組みを強め、小回りが利く営業体制で見積りから出荷までスピード対応し、数ミリの小物や難易度の高い製品などにも熟練のノウハウに基づく生産技術で応えている。特に「よいメッキはよい下地から」という考えのもと、メッキ前後工程であるバフ研磨とショットブラストを内製化し、品質の安定化を図っている。また、研修や資格取得サポートなどの社員教育を積極的に取り入れ、技能承継を進めている。
 こうした企業努力の結果、コロナ禍の4年間でも250社の新たな顧客と取引を開始。今後も高品質な加工の安定供給を継続し、100年企業となる努力を続けていく。

営業の専任化で顧客をがっちり

これまで、山旺理研のようなものづくり企業では営業スタッフを置く会社はほぼなかったそうだが、同社では専属の営業マンがセールスを担っている。これによって、見積もり出しから納品までのリードタイムを短縮。新規顧客開拓も着実に成果をあげている。


Company Profile

山旺理研株式会社
本社/名古屋市西区玉池町5番地
電話/052-502-1151
代表取締役/松浪 秀晃
設立/1968年
従業員数/80人(2023年6月期)
売上高/10億8,000万円(2023年6月期)
国内拠点/
名古屋工場:名古屋市西区玉池町5番地
北名古屋工場:北名古屋市九之坪鴨田74番地
URL/http://www.sannouriken.co.jp

経営理念 表面処理加工技術で世界のものづくり産業を支え、高付加価値、高品質な独創技術でお客様の問題解決に貢献し、全メンバーの物心両面の幸福を追求する。