Aichi brand

電子部品・デバイス・電子回路

伊原電子工業株式会社

ISO 9001、14001

各種基板と測色計を核に展開 プリント基板の総合加工メーカー

国内で数少ない測色計や濃度計のメーカーとして、幅広い要望に応えている

カラーメーターのシェアは世界トップクラス

 1967年の創業から技術を培ってきたプリント基板と、自社製品の測色計でものづくりを牽引。世の中に価値あるサービスを提供することを理念に、企画、開発・設計、試作、量産のすべての段階でフレキシブルに対応している。
 同社の強みは、特殊な仕様も対応可能な技術力と、ロットの大きな依頼も受けられる生産力。自動車、電化製品など、多種多彩な製品の核をなす部品を担い、大量生産はもちろん、試作品のような少量生産にも対応している。
 国内でも有数の短納期、高品質、低価格を実現しているのも同社の特長のひとつ。その背景にあるのは、タイ、韓国、台湾、中国メーカーとの業務委託による生産受託体制だ。徹底した技術指導と、独自の品質管理システムを構築することで、高品質な製品を安定して供給できるようにした。これを武器に、近年は、ゲーム機用基板の分野へビジネスを拡大。韓国メーカーに生産の一部を委託し、超短納期での量産だけでなく、開発・設計も行い、飛躍的な成長を遂げている。
 経営多角化の一環として、20 年以上前に独自開発した「測色計」も注目の製品のひとつ。こちらは文字通り色を分析して数値を測る機械で、医療、食品などの分野でも利用されるなど、時代のニーズに合わせて用途を拡大。同社が開発・製造する濃度計や色差計などのカラーメーターは、今や世界トップクラスのシェアを誇っている。特に、色の明度や彩度を忠実に再現することが求められる印刷現場では、同社の濃度計は精度が高いうえ、小型で扱いやすいと評価が高い。
 また、自社開発の白黒透過濃度計「TM -5」は、世界屈指の精度を誇り、乳がん検診に欠かせないマンモグラフィー用フィルムの品質管理機器として注目されている。

透過濃度計の新技術を開発

 フィルムだけでなく、厚みのあるプラスチックやガラスなど、透過濃度計の測定対象が広がる中、ニーズを捉えて新用途向けの製品を開発。現在は、UV光にも対応できる透過濃度計の開発に取り組む。

年3回は展示会で製品を披露

 東京ビッグサイトで開催される「インターネプコン・ジャパン」、「ものづくりワールド」、「JPCAショー」といった展示会に積極的に参加。自社のホームページで、その様子をレポートしている。

Message

創業から50年以上にわたり、プリント配線板製造を中心に医療機器、測定機器などの開発・製造に取り組んでまいりました。企業の寿命は30年と言われることも多い中、当社は第二世代の円熟期に差し掛かっています。いち早くグローバル化、多角化を進めることで、オンリーワンと呼べる新製品が誕生しました。その功績から経済産業省の「明日の日本を支える元気なモノ作り中小企業300社」に選定され、さまざまな事業の認定もいただいております。
また、測色計のようにニッチな領域で、一番になれるものづくりにも積極的に取り組んできました。これからもチャレンジ精神を忘れず、更なる発展を目指して、技術開発を中心に高品質な製品を提供できる事業の構築を図っていきたいと思います。

代表取締役社長
伊藤 嘉高


Company Profile

伊原電子工業株式会社
本社/春日井市上田楽町2077番地
電話/0568-81-6824
代表取締役社長/伊藤 嘉高
設立/1967年
従業員数/85人(2023年12月計)
売上高/1,818,854千円(2023年6月期)
国内拠点数/5ヶ所
海外拠点数/1ヶ所
URL/https://www.ihara-group.com/
インターンシップあり
働きやすさアピール/新卒・中途・社食・車・住宅・産/育・文系・研修

社是 価値あるサービスを提供する