Aichi brand

食料品

七福醸造株式会社

ISO 22000 有機JAS

原料にこだわった人に優しい商品を

風味を損なわないよう、白だしや白醤油は瓶詰を採用。有機の小麦、大豆で造る有機白醤油も人気だ

SDGs の取り組み

年9回、地域の草刈りやゴミ拾いといった環境美化活動を実施。以前から毎週月曜朝に行う「早朝環境会議」は、社員が地球環境について学ぶ場。マイバッグやマイ箸持参のほか、相乗り通勤を社員に推奨するなど、積極的に取り組んでいる。

地域貢献にも積極的な白だしを生んだ醸造会社

 白醤油の醸造会社として1950年に創業した七福醸造。なかでも1978年に発売した「料亭白だし」は、日本で最初に販売された白だしとしても知られる。
 「国内で白だしを販売する醸造会社は、今では数百社あるとされています。ただ、醸造会社は味噌や醤油など複数の商品を販売することが一般的。今でも白醤油醸造専門にこだわるのは珍しく、当社にとって誇りです」(犬塚元裕代表取締役)。
 淡白な味、琥珀色の白醬油は素材の味を引き立てる愛知県の特産品。白しょうゆをベースにした白だしは、納品先だった板前から「白醤油にだしを合わせたものが欲しい」と依頼を受けて、七福醸造が最初に開発製造したもの。その後、口コミで主婦の間に広まったことで、一般にも販売を開始した。
 同社が創業時から掲げるのは「自分の子どもに食べさせたいものを造る」こと。そして、売上の9割以上を白醤油と白だしが占めるからこそ、看板商品では負けられないという思いがある。原材料にこだわり、安全・安心に作るからこそ、碧南市にある有機白醤油、白だし製造工場「ありがとうの里」では、工程が見られる工場見学を実施。年間2万人以上が訪れる人気コンテンツになっている。
 また、1996年からチャリティ―イベント「100km歩け歩け大会」を主催する。「感動・感激・感謝」を合言葉に、元々は社員が100km完歩に挑戦していた。やがて規模が拡大し、今では全国から参加者がエントリー。社員の多くは運営として大会を支える。参加者から寄せられた参加費のなかから、愛知県内の養護学校などに寄付を行う社会貢献活動でもある。
 実直なまでの製造方法を受け継ぎながら、これからも中身で勝負できる白だし・白醤油を造っていく。

Message

「自分の子どもに本当に食べさせたいもの」が当社商品の原点です。白だしに使うカツオ節は鹿児島県枕崎市でカツオ節名人が造る「本枯れ節」にこだわっている。これからも妥協することなく、七福のブランドを守っていきます。

代表取締役社長
犬塚 元裕

TOPICS

事業活動は「環境問題に優先しない」が、七福醸造の思い。社員一人ひとりも豊かな心を育てようと、年9回、近隣の清掃活動を実施。さらに、CO2削減への取り組みとして通勤時の社員同士による相乗り、自転車通勤を推奨。毎週、月曜日に実施する早朝環境会議では、社員みんなで環境について考え、活発な意見が飛び交っている。

碧南本社工場(ありがとうの里)


Company Profile

七福醸造株式会社
本社/碧南市山神町2-7
電話/0566-92-5213
代表取締役/犬塚 元裕
設立/1951年
従業員数/60人(2024年1月計)
売上高/9億2,500万円(2023年3月期)
国内拠点数/2ヶ所 
URL/https://www.7fukuj.co.jp/
働きやすさアピール/新卒・中途・車・住宅・産/育・文系・研修
主な海外取引先

経営理念 私たちのすべての基準は、
それが世界中の子供子孫にとってよいことかどうかです。