Aichi brand

パルプ・紙・紙加工品

睦化学工業株式会社

FSSC、FSC

卓越した技術と提案力で機能性包装材の未来を追求

「ほぼ油が染み出さないバーガー袋」(左)、「窓付デルタバッグ」(上中)、「窓付フランスパン袋」(上右)、「ライスパック」(下)

多種の加工設備を保有し有効活用

業種や業界ごとに異なる機能性や品質への要求に応えるため、製造における全行程をカバーする加工設備が整えられている。
これにより「提案」から「納品」まで、ワンストップサービスによる迅速な対応を提供することで、取引先との強い信頼関係が構築されてきた。

1966年創業の機能性包装材の専業メーカー

 同社のラミネート技術は、1966年にラーメン袋(セロファン)とポリエチレン樹脂を積層した食品パッケージが始まり。様々なプラスチック素材の登場により、食品の鮮度を保つことや保護を目的とするパッケージ技術は、食文化の変化と共に進化してきた。そんな中で、創業者が目指したのが、「紙」の特性を生かして食品を直接包むことができる「食品パッケージ分野のナンバーワン」。その志は、今に受け継がれてきた。
 加工中切れやすい紙や不織布とポリエチレンの積層パッケージは、10ミクロン以上の厚みになるのが業界の常識だが、独自のラミネート技術で6ミクロンという薄さを実現。過剰包装を削減し、低コストでの提供を可能にしたのは大きな強みだ。また、安全性・鮮度・保護・利便性を追求される食品パッケージ技術は、食品のみならず医薬・産業などの分野でも広く活用されている。

商品開発から販売まで、部署の垣根を超えて挑戦する社風

 何を包むのかに合わせて機能性や材質、サイズなどを含めた提案を行うのが、同社が得意とするスタイル。にも関わらず、専門の商品開発部門を持たないことには驚かされる。これは、営業部や品質管理部、製造部などのスタッフがそれぞれの知見を持ち寄ることで、多種多様なニーズに合わせた商品を生み出す流れが構築されているからだ。
 アイデアをすぐ形にして試作できるように、印刷機やラミネート機、製袋機、検証・試験設備などを保有しており、開発・試作の外注化を極力減らすことでスピード感のある対応を可能としている。
 また、実際に包装材が使われるスーパーのバックヤードやアミューズメント施設の売店などに足を運ぶなど、体感を開発に繋げる新商品開発の姿勢は、数々の機能性包装材に独自の魅力をプラスすることに貢献している。年度ごとに販売を強化する商品やその営業方法についても、社員が会社にプレゼンテーションする形式で、継続的に見直しをしてきた。一人ひとりが日々広い視野を持ち続けることで社員の提案力が育まれ、同社の大きな魅力となっている。

社会貢献活動への参加

特定非営利活動法人・愛知ボランティアセンターのスペシャルサポーターに登録し、災害時のボランティア活動に参加。令和6年能登半島地震では、石川県七尾市能登島地区に有志の社員を派遣するなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいる。

能登半島地震応援ボランティアの様子

Message

就職を希望する方々に自社の魅力を知っていただくことを目的に、「企業がプレゼンする面接」をとり入れました。
柔軟な発想を持った行動力ある人を集め、全社員が一丸となって機能性包装材の未来を追求したいと考えています。

代表取締役社長
和田 成博

WEBサイトを全面リニューアル

これまで以上に睦化学工業の魅力を発信することを目的として、2022年にオフィシャルホームページが一新されたことも大きなニュースだ。企業としての強みやこれまでに手がけた代表的な商品とその用途、提案から製品化までの流れ、保有する設備などについて、分かりやすく詳細に知ることができる。

異材料を積層できる、シングル押出ラミネート機
他を自社所有


Company Profile

睦化学工業株式会社
本社/名古屋市西区浮野町144
電話/052-502-2505
代表取締役社長/和田 成博
設立/2007年(創業1966年)
従業員数/82人(2024年1月計)
売上高/28億9,500万円(2023年9月期)
国内拠点数/5ヶ所
URL/https://www.mutumikagaku.co.jp/
働きやすさアピール/新卒・中途・社食・車・産/育

経営理念 人の笑顔、人から必要とされる喜びをものづくりを通じて従業員と 共に学び、笑い、泣いて・・次世代に引き継いで行きたい。