Aichi brand

プラスチック製品

三栄ポリウレタン株式会社

ISO9001

あらゆる「やわらかもの」の製造を進化させる

同社が手掛ける製品が一堂に会している展示ルーム。半硬質ウレタンが私たちの暮らしに根付いていることが直感でわかる

ウレタンの性質を知り尽くす便利屋集団

 ウレタン原料メーカーの製品試作工場として創業した、三栄ポリウレタン株式会社。ものづくりスキルの高さから、試作にとどまらず受注を伸ばし発展してきた。現在では、顧客のオーダーに見合うよう多様なウレタン原料から最適なものをセレクトし、硬さやカラー、シボ(シワ)などの質感に至るまで自在にコントロール。試作・製造から金属部品との組付け、検査までトータルに手掛け、小ロット多品種のものづくりに邁進している。文字通り、「ウレタンの便利屋」として信頼とノウハウを積み重ねてきた。
 そんな同社が手掛けるのは、建設機械のサポートパッド、肘掛や車両バンパー、義足、介護用ベッドの手すり、農業機器のタイヤなど実に多彩。縫製したスキン(カバー)をかけて使用される軟質ウレタンや、断熱材ブロックに代表される硬質ウレタンと異なり、硬度の幅が非常に広い製品群だ。そんなアイテムを生み出す成形法が「インテグラルスキンフォーム」。あらかじめ塗料を吹き付けた金型にウレタンを流し込むシンプルな技法だが、その技術は一朝一夕では身につかない。目的の硬度や質感を創り上げるためには、原材料の選択や調合についての実践的な知識が求められるほか、発泡性能の強弱や塗料とのなじみ具合などの原材料の季節変化が伴うからだ。
 このような側面から自動化が難しい業界ではあるが、そこは同社の腕の見せどころ。長いキャリアからめざす製品への最短ルートを割り出し、顧客のニーズに対する速やかな提案、そして人手を要するプロセスの多さを感じさせない短納期を実現している。
 今後は、ウレタン以外のゴムやEVA樹脂素材、シリコンやその他の新素材も柔軟にとり入れていく同社。ウレタンの便利屋は、やわらかもの全般の便利屋として、実績をさらに深めていく。

従業員にも地球にも優しい生産体制

発泡ウレタンの化学反応にまつわるだけに、人体の負荷が少ない原料を調達。
ほか、工場内電気はCO2フリーのものを活用、そして社内照明のLED化など、環境への配慮も進めている。

従業員は皆仲間。顧客にも誠実さをもって対応する

社長が先陣に立つ地域貢献

三浦社長の母校でもある市立安祥中学校に、同校が希望する書籍を購入し、寄付。
また、地域貢献の一貫として、社長みずから地域の消防団に入団、活動を継続している。

Message

どのような相談も気軽に受けられる便利屋として歩んできた当社。特に主力とするのは、安全性が求められる、人にダイレクトに関わる製品です。
これからもあらゆるノウハウを駆使して、産業や暮らしに貢献できるものづくりを進めていきます。

代表取締役社長
三浦 洋臣


Company Profile

三栄ポリウレタン株式会社
本社/安城市和泉町大海古5-8
電話/0566-73-2273
代表取締役社長/三浦 洋臣
設立/1973年
従業員数/47人(派遣等含む)(2024年1月計)
売上高/11億7,472万円(2023年5月期)
国内拠点数/1ヶ所
海外拠点数/1ヶ所
URL/https://www.sanei-pur.co.jp
働きやすさアピール/新卒・中途・車・産/育
主な海外取引先

経営理念 「外に誠実、内に和」を掲げる“ウレタンの便利屋”